スーパーど素人ゲーム開発者のレベルの低いゲーム開発日記です。この記事では、Unityのゲーム素材を自作するためにblenderを導入した話を思い出しながら書いていきます。
blenderとは
blenderとはざっくり説明すると3DCGを作ることができるソフトウェアです。無料で自分のPCにインストールすることができます。
3DCG制作ソフトは他にもあるそうですが、今のところblenderが最もメジャーで初心者には最適かと思います。
私は現在2D脱出ゲームをメインで作っていますが、絵を描くよりもblenderで部屋を作って撮影した画像を使うことで、見た目のクオリティが上がるので重宝しています。
blenderに必要なPCのスペック
blender公式サイト に書いてありますが英語なのでよくわかりません…ので!日本語で上手くまとめてくれているサイトのリンク貼っときます
パソコン音痴には日本語でもよく分かりません!
私のPCスペックとblender
私が使っているPCのスペックはこちらです。
これは2017年くらいにお店でネットとか動画が見れたらいいですって言って店員に選んでもらったMacBook Airです。まさかこれでゲーム制作することになるとは!
blenderのバージョンは3.1.2です。
このPCスペックがblenderの最小スペックを満たしているのか分かってないんですが、今も問題なく使えてるんで大丈夫なんでしょう。
blenderは低スペックPCでも動く?
blenderは無料とは思えないほど高機能で3Dモデルを作るだけではなく色んなことができます。
低スペックPC(私ののPC)でその全ての機能が使えるかと言うと、使えるっちゃ使えるけどめちゃくちゃ重くなってしまいます。blenderが強制終了してしまう事もあります。
低スペックPCでも問題なく出来る事
- モデリング/スカルプト/UVエディタは問題なく動きます。(ジオメトリノードはやった事なくて分かりません)。リギングやウェイティングもストレスなく出来ます。
- モデファイアーは物理演算以外は普通に使えます。(全部使った事ないのでダメなものもあるかもです)
- マテリアルはプリンシプルBSDFというサーフェイスで色や質感を変えたり画像テクスチャを貼ることは問題なく出来ます。
- レンダリングに関してはレンダーエンジンはEeveeで通常のレンダリングでも5〜10秒かかります。私はそれが嫌でビューで画像をレンダリング(爆速)してます。
問題なく出来るといっても、オブジェクトやポリゴン数が多すぎたり、モデファイア多用すると重くなっちゃいます。あとライティングを多用して影を付けまくると結構重くなります。
低スペックPCだとちょっとやりにくい事
- テクスチャペイントは出来なくはないけど重くなるので描きにくいです。シェーディングも簡単なことならできますが、あれこれノードを増やしていくと重くなります。
- モデファイアは物理演算系はかなり重くなります。出来なくはないですが、よく理解しないまま重い処理をかけてしまうと下手したらフリーズします。クロスシミュレーションくらいならまあ大丈夫です。
- マテリアルは光らせたり透過させたりすると少し重くなります。出来なくはないですが、PCが熱を持ってきたらしばらく非表示にしてます。
- レンダリングはCyclesだと作業中常に重くなってしまうので使い物になりません。レンダリング出来なくはないですが、時間がかかる上に作業中と完成イメージがかなり違うのでやっぱり使えません。
- 動画でレンダリングはやらない方がいいです。一度簡単なアニメーション作ってレンダリングしたらPCが燃えそうなくらい熱くなって怖かったです。
いずれも工夫次第でPCの負荷軽減は出来ると思いますが、沢山ある各種設定の理解が必要になります(私はその勉強が面倒で難しいことには手を出さないようにしてる)。
よりリアルな質感を出すことが難しくなりますが、テクスチャを工夫したりする事で何かいい感じにはなります。
blenderの学習方法
blenderはかなりメジャーなので初心者用の学習方法は沢山あります。
UnityやC#を勉強した時の様に入門サイトや書籍で勉強しようかと検索してみると、blenderに関しては圧倒的に動画が多いみたいです。しかも初心者向けのチュートリアル動画がたくさん!
チュートリアル動画選びで注意しなくちゃいけないのが、前述の自分の低スペックPCでできる内容か?って事です。リアルな食べ物を作りたくて動画見ながら作業してたら、Cycles前提で話が進んでて詰む事がよくありました。
初心者ゲーム開発にblenderは最適!
Unityで入門書などのゲームを真似して作ることが出来たら次はオリジナルのゲームを作ってみたくなるものです。
Unityのアセットストアには無料の素材がたくさんありますが、自分が使いたいものが必ず見つかるわけではありません(脱出ゲームなら特に)。そんな時にblenderは大活躍します。
フォトリアルな3DCGを作るには知識と技術と高機能なPCが必要ですが、その3つ全てが完璧じゃなくても自分の作りたいゲームは作れました。今後はもっとゲームの絵作りが上手くなるように研鑽したいです。